「やぐるま」とは?
かつて、弊社の創業者の現役時代とは、日本国内において、モータリゼーションの隆盛を極めんとする時代でした。その一方で、自動車の構造や修理技法は、未解明な部分がまだ多く、専門的な知識を持つ者は、ごく少数でした。弊社創業者も時代の流れに乗るように、手先の器用さを生かし、自動車整備工場を営んでいました。
ある日、不運なことに、自身が経営していた自動車整備工場が火災に見舞われます。創業者たちにとって、人生最大の挫折であったといえます。しかし、彼らは、挫折から這い上がろうとします。事業再開をするにあたり、少し小回りの利いて、利益率の高い事業を選択します。ひとつは、ラジエータの修理事業、もうひとつは、損害調査業務(アジャスター業務)です(当時は、2つの部門で事業再開し後に併合します)。
新しい事業も努力の甲斐もあり、軌道に乗ったタイミングで株式会社を組織しました。そのとき、「七転び八起き」の精神を持ち、自動「車」にかかる事業であったことから、願いを込めて「八車(やぐるま)」と名付けました。
私たちにとって、「八」は、幸運を呼ぶ特別な数字です。何事にもくじけない精神、人と人との繋がりを大切にする心、未来の繁栄に対する願いが込められています。
時代は移り変わっても、創業者たちの精神は、私たちにしっかりと引き継がれています。